腰痛の原因
2018.04.01
 会社に勤めていた頃も、ずっと施療に関係する勉強は続けていました。人の体にかかわる仕事なので、基本の解剖学、生理学の本は、5回繰り返して読みました。施療技術に関しても、いろんな治療家さんのDVDを見たり、文献を読んだりしています。その中で、「筋・筋膜のつながり」という事に関して最も知識を深めてくれた本が「アナトミートレイン」です。数年前までは、腰痛に対しては腰に近い筋肉のトリガーポイントを探してほぐす、という施療でした。それでも結構効果はありました。しかし、筋・筋膜のつながりから考えると、なぜ腰痛のトリガーポイントが腰に近い筋肉(例えば脊柱起立筋群として)にできたか、探ってみると太ももの裏側(ハムストリングス)にコリがある、さらにふくらはぎのコリがある、この一連のコリの原因は足裏のコリ、なので施療しなければならないのは足裏、といった事もありえます。腰痛の原因が足裏だったり、昔の足首の捻挫の後遺症、といったこともあるようです。ちなに、椅子に座って片方の足だけ、テニスボールのようなもので数分、足裏をマッサージしたあと、立位体前屈(まっすぐ立って、体を前に倒して手を下に垂らす)をやってみると、足裏マッサージした側だけの手の方が床に近くなります。たとえば腰痛だから腰揉みほぐすだけではなく、全身施療が必要だということです。
2018.04.01 17:10 | 固定リンク | 未分類

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