心のエネルギー つづき
2018.12.17
 前回、心のエネルギーについて書きました。葦原瑞穂さんの「黎明」という本の中に、食器を並べるとき、「この食器で食事をする人が幸せになれるように」祈りながら行うように諭されたシスターの話が紹介されていました。私たちの日常の生活のなかで、すべて誰かの幸せを祈りながら作業をする、仕事をする、というのはかなりの難行だと思います。私も会社勤めの経験がありますから、実感としてそう思います。上司に命令されて、今行っているこの仕事、この資料作成が、果たして誰かのためになるのか、もっと言えば、世の中の役に立つのか?本来、自分がやるべき仕事なのか?そんな理不尽さ、疑問を持ちながら、「この仕事の後工程の人が、幸せになれるように。」などと祈りながら仕事がやれるとしたら、余程のおめでたい人か、聖人君子だと思います。
 なんてネガティブなことを言いましたが、本音です。ただ、私の今の状況は違います。この、住宅街の小さな整体院を訪れてくれるお客様のお体に施療するとき、例えば背中をほぐす際の親指の一押し、一押しに祈りをこめることができます。そういう意味で、今の仕事は「黎明」で紹介されているシスターに近いのではないか、などと勝手に思って幸せを感じているこの頃です(ざっくりしたまとめです)。
2018.12.17 17:12 | 固定リンク | 未分類

- CafeNote -