自灯明
2024.07.17
「自灯明」という言葉、ご存じでしょうか。
お釈迦様が亡くなるとき、お弟子さんたちは「お釈迦様が亡くなったら、自分たちは何を信じて修行すればいいんだろう。」と悲しんだり、心配していました。お釈迦様は、そんなお弟子さんたちに「自らを拠り所にして生きなさい」と教え諭した、という言葉なのだそうです。
つい先日、家内と会話していたとき私の口からこの言葉が出ました。
どんな会話か、というと、
「風の時代が本格化し、これからウソがつけない世の中になっていく。いろんなウソがあきらかになっていく。
自分が尊敬していた人、敬愛していた人の、いままで表に出なかった顔があからさまになっていくかもしれない。
そんなとき、そんな事実を「信じられない」と拒絶したり、裏切られた気持ちになって意気消沈したりするのではなく、自灯明、自分が光になっていればいい。」
と、そんな会話でした。
自分がいままで心の拠り所にしていた人物の裏の顔や、信じていた物事のウソが露呈したり、一見ネガティブな事柄も、人間が気づきを得るための宇宙の采配だと、私は思います(偉そうなこと言いますが)。