新しいコ〇ナワクチンについて
2024.08.18

日本看護学会が、10月から始まる新型コロナの新しいワクチンについて、緊急声明を出しました。
(URL…https://www.jnea.net/news/cat-statement/post-655/ 「日本看護学会 レプリコンワクチン」でも検索できます)
以下はその抜粋です。
・・・
「昨年 11 月 28 日に、自己増幅型 mRNA ワクチン(レプリコンワクチン)が世界
に先駆けて日本で認可され、以来日本は世界で唯一の認可国となっています。認可されたレプリコンワクチンは米国の Arcturus Therapeutics が開発し、ベトナムでの大規模な治験を経て、製造と販売を日本の Meiji Seika ファルマが行なうものです。

 日本がレプリコンワクチンを認可してから 8 ヶ月が経過していますが、開発国である米
国や大規模治験を実施したベトナムをはじめとする世界各国で未だにレプリコンワクチン
が認可されていないのはなぜでしょうか。この状況は、海外で認可が取り消された薬剤を日本で使い続けた結果、多くの健康被害をもたらした薬害事件を思い起こさせます。COVID19 パンデミックのときのような緊急時を除き、本来、薬剤は安全性が認められるまで世の中に出回ることはありません。海外で未認可であるということは何らかの安全上の懸念があるのではないかと疑わざるを得ません。

 レプリコンワクチンが「自己複製する mRNA」であるために、レプリコンワクチン自体
が接種者から非接種者に感染(シェディング)するのではないかとの懸念があります(Seneff
& Nigh, 2021)。すなわちそれは、望まない人にワクチンの成分が取り込まれてしまうとい
う倫理的問題をはらんでいます。これは医療において最も重要で最も基本的な倫理原則で
ある「危害を与えない」ことへの重大な侵害といえます。 

 遺伝子操作型 mRNA ワクチンは、人体の細胞内の遺伝機構を利用し抗原タンパク質を生
み出す技術であることから、人間の遺伝情報や遺伝機構に及ぼす影響、とくに後世への影響についての懸念が強く存在します。mRNA ベースのワクチンはヒトの DNA を変化させな
いという根強い主張がありますが、それを裏付ける研究は欠如しており、出所のはっきりしない仮定である(Domazet-Lošo, 2022)ことが明らかになっています。最近の研究では、ファイザー・ビオンテック製の mRNA ワクチンの塩基配列がヒトの肝細胞の DNA に逆転写
されたと報告されており(Aldén et al., 2022)、ヒトの遺伝情報に影響しないという言説は根拠を失いつつあります。このような問題が解決されていない以上、定期接種によって広範囲かつ継続的に mRNA ワクチンを使用することは問題があると考えます

 一般社団法人日本看護倫理学会は、レプリコンワクチンの導入に関してはさらなる研究
と長期的な安全性データの収集が必要であり、十分なインフォームドコンセントの確保と、接種に関する勧奨と同調圧力の排除が求められると考えます。われわれは、安全かつ倫理的に適切なワクチンの開発と普及を強く支持するものではありますが、そのいずれも担保されていない現段階において拙速にレプリコンワクチンを導入することには深刻な懸念を表明します。

2024 年 8 月 7 日
一般社団法人日本看護倫理学会
理事長 前田樹海




2024.08.18 09:36 | 固定リンク | 未分類

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