デンマークから届いた短歌
2021.05.17
以前、デンマークに住む日本人女性から、手作りのしおりをいただいたことを紹介しました。この方、私のお客様のお友達で、小さいときに親元から離れて育てられ、表には出さないけど大変つらい子供時代でした。いまはデンマークの優しいご主人と幸せに暮らしていますが、実はご主人も孤児院で育った方でした。写真は、この方からいただいた絵と、しおりを額に入れたものです。しおりは、本に挟んで使うのはもったいないので、こんな風にして、玄関に飾っています。
この方、短歌もやっていて、日本人の短歌の先生から褒められた、という二首を私のお客様に伝えてくれたそうです。ご本人承諾のもと、紹介します。
「夕映えに あなたの影によりそって 家路ぼつぼつ 影絵と話す」
「折り紙に なぐさめられて 心を折る 鶴の姿に日本を見る」
いまは優しいご主人と、よりそって、おだやかに、幸せな日々なのだが、やはり時々はさみしい、祖国が恋しい...私はそんな想いを感じます。